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サンスベリアの葉が曲がる・倒れる原因と復活術|まっすぐ育てる対処法を愛好家が解説

サンスベリアの「剪定」-枯れ葉と伸びすぎた葉の切り方

【この記事でわかること】

  • サンスベリアの葉が曲がったり、外側に広がったりする主な原因
  • 葉が曲がってしまった時の具体的な対処法と「仕立て直し」の手順
  • まっすぐピンとした葉を維持するための正しい置き場所と水やり
  • 支柱を使うべきか、紐で結ぶべきか?見た目を損なわない補正のコツ

「買ってきた時はまっすぐだったのに、いつの間にか葉が曲がってきた…」「葉が外側に倒れて広がってしまうのはなぜ?」と悩んでいませんか。サンスベリアの魅力である「シュッと上を向いた立ち姿」が崩れると、少し心配になりますよね。実は、葉が曲がるのは植物からの「環境を変えてほしい」というサインです。この記事では、葉が曲がる原因を突き止め、もう一度美しい姿に戻すための方法を詳しく解説します。

先にざっくり結論|サンスベリアの葉が曲がるのは「日光不足」と「根の異常」がサイン

結論からいうと、サンスベリアの葉が曲がる最大の理由は「圧倒的な日光不足」または「根のトラブル(根腐れ・根詰まり)」です。

光を求めて葉がひょろひょろと伸びてしまう「徒長(とちょう)」や、根が傷んで葉を支える水分・養分が足りなくなることで、自重に耐えきれず曲がってしまいます。まずは置き場所を見直し、土の状態を確認することが復活への第一歩です。

なぜ曲がる?サンスベリアの葉がベローンと倒れる3つの主な原因

サンスベリアの葉が曲がる原因は、主に以下の3つに集約されます。

  • 日光不足による徒長: 室内で光が足りない場所に置いていると、少しでも光を浴びようとして葉が薄く、長く伸びすぎてしまい、結果として腰折れするように曲がります。
  • 水のやりすぎによる根腐れ: 土が常に湿っていると根が窒息し、腐ってしまいます。根が機能しなくなると葉にハリがなくなり、根元から倒れやすくなります。
  • 鉢の中の根詰まり: 2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根でいっぱいになり、水や栄養をうまく吸えなくなります。これが原因で葉が痩せ、曲がることがあります。

日光不足を解消!曲がった葉をまっすぐ立ち上がらせるための置き場所改善

もし葉がひょろひょろと伸びて曲がっているなら、まずは「明るい窓際」へ移動させましょう。

サンスベリアは耐陰性がありますが、本来は日光が大好きな植物です。レースのカーテン越しに光が当たる場所がベスト。ただし、急に直射日光に当てると「葉焼け」を起こして茶色くなってしまうので、数日かけて少しずつ光に慣れさせてあげてください。光を浴びることで、これから出てくる新芽は太くまっすぐ育つようになります。

根腐れ・根詰まりをチェック!土の中のトラブルから葉を守る方法

葉の根元がブヨブヨしていたり、土がなかなか乾かなかったりする場合は、根のトラブルを疑いましょう。

  • 根腐れの場合: 一度鉢から抜き、腐って黒くなった根を清潔なハサミで切り取ります。その後、新しい乾燥した土に植え替え、しばらくは水やりを控えて様子を見ます。
  • 根詰まりの場合: 鉢の底から根が出ていたり、水が染み込みにくかったりしたら、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。根がのびのびと広がることで、葉にも再びハリが戻ります。

倒れた葉はどうする?支柱や紐を使った「補正」と「カット」の判断基準

一度完全に折れ曲がってしまった葉は、自力で元通りに立ち上がることは難しいです。状態に合わせて以下の対処を行いましょう。

  • 軽度の曲がり: 麻紐で株全体を優しく束ねたり、目立たない支柱を立てて矯正したりすることで、見た目を維持できます。
  • 重度の折れ・変色: 根元からハサミでカットしてしまいましょう。切った葉が健康であれば、上部をカットして「葉挿し」にすることで、新しい株として再生させることも可能です。見た目を優先するなら、思い切って剪定する方が株全体の風通しも良くなります。

まっすぐな新芽を出すために!成長期に意識したい正しいメンテナンス

今ある曲がった葉を気にするよりも、次に生えてくる葉をまっすぐ育てることに注力しましょう。

サンスベリアの成長期である春から秋にかけては、「乾湿のメリハリ」をつけた水やりを心がけます。土が芯まで乾いたら、鉢底から出るくらいたっぷりと。そして、鉢を定期的に回して、光が均等に当たるようにしてあげてください。一方向からだけ光が当たると、植物は光の方へ向かって曲がって育ってしまうからです。

運営人の本音アドバイス|30種類育ててわかった「一度曲がった葉」との付き合い方

私も多くのサンスベリアを育ててきましたが、正直に言うと「一度ベローンと曲がった葉」をシャキッと戻すのは至難の業です。

特に大型のローレンティーなどは、一度曲がると支柱なしでは自立できません。私はそんな時、あえてその葉をカットして「葉挿し」の実験用に使っています。親株はスッキリして新芽にエネルギーが回りますし、葉挿しからは可愛い赤ちゃん(子株)が出てくるので、二度楽しめます。曲がったことを悲しむより、新しい命を増やすチャンスだと捉えると、サンスベリア栽培がもっと楽しくなりますよ。

まとめ

サンスベリアの葉が曲がるのは、光を求める切実な訴えか、根のSOSであることがほとんどです。日光不足なら明るい場所へ、根の異常なら植え替えを。早めに対処すれば株自体の命を救うことができます。曲がってしまった葉は、紐で補正するか、思い切ってカットして葉挿しに挑戦してみましょう。正しい環境で育てれば、サンスベリアはまた必ずピンと伸びた美しい新芽を見せてくれます。


FAQ

Q1. 葉が外側に広がって倒れてきます。病気ですか?

A. 病気というよりは、日光不足による「徒長」や、水不足で葉の水分が減り、自立できなくなっている可能性が高いです。まずは水やりと光の環境を確認してください。

Q2. 紐で結ぶとき、きつく縛ってもいいですか?

A. 葉を傷めないよう、柔らかい麻紐などで優しく束ねてください。きつすぎると葉に食い込んで跡が残ったり、通気性が悪くなったりするので注意しましょう。

Q3. 冬場に葉が倒れてきたのですが、どうすればいいですか?

A. 冬は寒さで活動が止まっています。気温が5度以下になると細胞が壊れて倒れる「低温障害」の恐れがあるため、すぐに暖かい場所へ移動させ、水やりを完全に停止してください。

Q4. 曲がった葉を途中で切っても大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。ただし、切った断面は元には戻らないので、見た目を気にする場合は根元からカットするか、V字にカットしてデザインを整える方法があります。

Q5. 支柱は何を使えば目立ちませんか?

A. 100均などで売っている細い緑色の支柱や、透明のアクリル棒を使うとインテリアの邪魔になりにくいです。


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参考情報

コロナ渦で観葉植物を始めサンスベリアにハマった一人。栽培歴3年、20品種・約30株以上のサンスベリアと暮らしています。

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